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インボイス制度対応にかかるコストや時間はどれくらい？

2023年10月にインボイス制度が導入されると、仕入税控除の申請の際には適格請求書による証明が必要になります。

適格請求書を事業者が発行出来るようにするためには、適格請求書発行事業者として国税庁へ登録をしておく必要があります。こちらの手続きの流れ、コスト、時間はどのようなものか解説します。

適格請求書発行事業者の登録申請

適格請求書を発行する際には、請求書内に登録事業者番号を記載しなければなりません。インボイス制度対応として、適格請求書発行事業者登録し、この番号を発行してもらう必要があります。

税務所へ適格請求書発行事業者の登録申請を行います。こちらの申請書は国税庁のHPから書式をダウンロードする事ができます。事業所名、事業所住所、納税地住所、法人番号等の記載事項があります。書面申請する際は申請書を記入し、管轄の税務所へ提出します。

また、e-Taxでのweb申請も可能です。申請時に入力する項目を事前に確認しておくとスムーズなので、上記申請書式にも目を通しておくと良いでしょう。

申請が完了すると、税務所での審査、登録が行われ、適格請求書事業者登録番号が通知される流れです。

書面申請、e-Tax、どちらの方法で申請を行う場合でも手数料はかかりません。書面申請の場合は実際に税務所へ赴く場合交通費、郵送による申請の場合は郵送費程度です。

申請自体にかかる時間は30分もかからずにすぐ出来ます。提出後、審査、登録が完了するまでの期間は一般的にe-Taxでの申請の場合2週間程度。書面申請の場合は1ヶ月程度とされています。ただし、インボイス制度の施行開始日前後1〜2ヶ月は申請が混み合い、より長い期間を要する場合もあるかもしれません