高額なNFTアートたち
数億の大作もたくさん
昔から生きている間に有名にはなれない芸術家は多く、死後にその作品が高く評価され、その絵画や音楽が有名かつ高額になることは少なくありません。しかしNFTという新しい価値観が誕生し、デジタルアートはもはや芸術の域を超えた存在へと進化しました。
ここからは500万円以上の価値で取引されたNFTアート5つを紹介していきます。ぜひご自分がNFTデビューする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
NFT超高額大作5選
1.The Forever Rose
■落札額:約1億
■落札日:2018年2月
■作者:The Forever Rose Project
作品名のザ・フォーエバーローズは、単なる永遠に枯れることのないバラを意味しているのではなく、世界中のアート作品をNFTとして記録してアーティストに貢献するためのプロジェクト名です。一眼レフで簡単に撮れてしまう様な写真に見えますが、そのプロジェクトに秘められた志に1億の値が付いたのかもしれません。
2.Everydays-The First 5000 Days
■落札額:約75億
■落札マーケット:Christie’s
■作者:Beeple
NFTアートの落札ランキングで1位に君臨するのがこの作品です。作者はこれが世界で最初のNFTアートだと主張していますが、作者が毎日描いた5000個もの作品をまとめたものです。単純作業もここまで続けられれば億万長者になれるのですね。
3.Crossroads
■落札額:約6.6億
■落札マーケット:Nifty Gateway
■作者:Beeple
ジオラマに人形を並べてカメラで撮っただけの様なシンプルさがあり、なんだか自分にもチャンスがありそうだと夢を持たせてくれる作品です。アメリカ大統領選に合わせ、ドナルド・トランプの勝敗によってアート内容を変更するという試みのなされたユニークなエピソードがあります。
4.Clock
■落札額:約65.1億
■作者:Julian Assange,Pak
もはや今すぐにでも作れてしまえそうと思える程シンプルな作品です。しかし作品名のClock(時計)として考えると、1064時間を意味します。実はこれは作者のAssange氏が刑務所で過ごした時間を表しているのです。表面でなくその裏側を察すると奥深いセンスを感じます。
5.CryptoPunk#5217
■落札額:約5.6億
■落札マーケット:OpenSea
■作者:CryptPunks
NFTアート業界ではとても知名度と人気の高いシリーズ作品の1つです。2017年には無料で配布されましたが、世界に1万個しかないNFTであることから価格はどんどん高騰していったそうです。自作ゲームのようなレトロなドット画でも、希少性があればこんなに求められる芸術になるのです。