住宅ローンを返済中なら、毎月の返済額だけでなく金利や残高、残りの返済期間を確認することが大切です。借り換えを含め、返済負担を見直すときの比較ポイントを整理します。
この記事でわかること
- 住宅ローンの返済額・金利・借り換えをまず整理
- 変動金利と固定金利はどう比べる?住宅ローンの見方
- 35年ローンの利息はいくら?返済額をケース別に試算
- 住宅ローンを借り換える手順と比較前に準備するもの
- 借り換え前に確認したい費用・団信・返済条件
住宅ローンの返済額・金利・借り換えをまず整理
「毎月の返済額は高いのか」「あと何年でいくら利息を払うのか」と感じたら、現在の住宅ローンを数字で確認してみましょう。返済額だけを見るのではなく、借入残高、適用金利、金利タイプ、残りの返済期間をまとめて見ると、借り換えを検討する意味があるか判断しやすくなります。
住宅ローンはみんな月いくら返済している?
国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査では、住宅ローンの年間返済額は分譲戸建住宅取得世帯で平均132.1万円、分譲集合住宅取得世帯で平均126.5万円でした。単純に12カ月で割ると、それぞれ月約11.0万円、月約10.5万円です。
ただし、これは住宅を取得した調査対象世帯の平均です。購入価格や頭金、世帯年収、借入時期によって返済額は大きく異なるため、「平均より高いから借り換えたほうがよい」とは判断できません。
まず確認したいのは返済額より「現在の条件」
住宅ローンを見直すときは、現在の毎月返済額に加えて、「ローン残高」「残りの返済期間」「現在の適用金利」「変動・固定などの金利タイプ」を確認します。返済予定表や金融機関の会員ページなどで確認できる場合があります。
特に変動金利を利用している場合、契約当初より適用金利が変わっていることがあります。現在いくらの金利で借りているのかを把握したうえで、他行の商品と比較することが重要です。
借り換えでは銀行ごとの金利・費用・団信を比較する
住宅ローンの借り換え先には、三菱UFJ銀行、auじぶん銀行、PayPay銀行、ドコモSMTBネット銀行などの銀行や、全期間固定金利の「フラット35借換融資」などがあります。
| 主な選択肢 | 比較するときのポイント |
|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 変動金利、固定金利、団信、借り換え費用 |
| auじぶん銀行 | 変動・固定金利、金利優遇条件、団信 |
| PayPay銀行 | 変動・固定金利、優遇条件、団信、手数料 |
| ドコモSMTBネット銀行 | 変動・固定金利、団信、WEB申込などの商品条件 |
| フラット35借換融資 | 全期間固定金利、残りの返済期間、融資手数料 |
2026年9月の公式情報では、借り換え向け変動金利の掲載例として三菱UFJ銀行は年1.245%、auじぶん銀行は年1.179%です。また、フラット35借換融資は返済期間21年以上35年以下の最頻金利が年3.46%となっています。適用条件や商品内容が異なるため、金利の数字だけで単純比較はできません。
借り換えは「金利差」だけで決めない
低い金利へ借り換えられても、事務手数料や登記関連費用などが発生します。そのため、「借り換え後の総返済額+諸費用」と「現在のローンをそのまま返済した場合」を比べることが基本です。
また、変動金利から固定金利へ変更して将来の返済額を安定させたい場合や、団体信用生命保険の保障内容を見直したい場合も比較のきっかけになります。次ページでは、変動金利・固定金利の違いと見るべき数字を整理します。

